子供のスペルミスは独創的で素晴らしい!?

私は、6年間も海外に住んだ割にはまだまだ英語力が足りないので、今も英語の勉強を続けています。英語の勉強は基本的には独学ですが、勉強方法へのアドバイスなどをしてもらうために英語学習のコンサルタントの先生にコンサルティングしてもらっています。

そのコンサルタントの先生は日本人女性ですが、アメリカの大学院で教育学を専攻した専門家です。その先生には英語に関する事だけではなく育児(ペアレンティング)に関する色々な事も学ばせてもらっています。

スペルミスを褒められ、困惑

先日、先生に英作文に関するアドバイスを受けていた時の事です。

作文中にスペルが明確に分からない単語があったのですが、「とりあえず書こう!」と思い、「carbon dioxiside(二酸化炭素)」と書いて提出しました。

そのスペルミスを見つけた先生がこう言いました。

「Mayuさん、素晴らしいわね!こういうのをinventive spellingって言うのよ。独創的なスペリングって意味。」

スペルミスを「独創的」って褒めるとは…。

私の困惑をしり目に、先生は続けます。

「欧米では、少なくとも子供が低学年ぐらいまでの間はスペルミスをしてもいちいち指摘せずに、まずは一生懸命文章を書いたことをほめて、inventive spellingね!って追加でほめるのよ。つまりね、耳で聞いた音から、自分で独創的なスペルを創造した事を褒めるの。」

先生からその話を聞いて、自分の中には全くなかった発想だったので心底驚きました。

だって私たち、小学1年生の時、ひらがなもカタカナも漢字もすごく細かい『止め・はね・払い』まで、先生から赤いペンで修正されまくったやん…。(あれ、嫌やったの、今思い出したわ…。)

inventive spellingの天才

そんなわけで、ひとしきり素直に驚いた後、ハッ!と、1か月ぐらい前に起こったある出来事を思い出しました。

実は、次男・Tはとてもスペルミスが多いのです。ある日、学校から持って帰ってきたジャーナル(絵日記)を何気なく見たら、inventive spellingがこれでもか!というぐらい散りばめられていました。

次男・Tによる、[I kan play suka] というinventive spelling

ところが、どれ一つ訂正されていないのです。

こんな間違えたスペル、そのままにせんと、ちゃんと訂正してよ~!!!

と思い、早速担任の先生に「息子のスペルミスを訂正して欲しい」と伝えました。そしたら先生からは「Tは、英語を書く事にセンシティブだから、訂正すると泣いてしまい、しばらく作業が中断する。それは良くないので、訂正せずにとにかくたくさん書くことに集中させています」と言う返事が返って来ました。

いやいや、そんなん納得できひんわ~!!!!!ちゃんと直してよ~。

と心から思いましたが、グッと言葉を飲み込み、様子を見る事にしました。

でも、当然改善はされません。クレームこそ入れませんが、私は担任に不満を感じずにはいられませんでした。

ところが今日、図らずも自分のスペルミスによって、欧米式の考えでは「子供が低学年の間にスペルミスを訂正させるという考え方は違っていたのだ」という事を知ったのです。担任の先生に謝罪したい気持になりました…。

純粋な日本人ママにとって、自分の常識と真逆の発想に触れて驚く、というのはインターナショナルスクールでの育児あるあるではないでしょうか。

とは言え、スペルミスをなくすためになのをすれば良いのか?

ところで、inventive spellingをそのままにしておくと、どうなるか気になりませんか?

私はとても気になったので聞いてみました。そしたら

「子供が大きくなったらね、勝手に治るのよ!でもね、そのためにはたくさん本を読ませなきゃだめよ。そうやってたくさん本を読む事で、「あれ?いつもサイエンスって発音してる単語、Science(発音しない”c”が入っている!)って書くんだ」って自分で気が付くのよ。それに気が付けたら、一気にスペルは正しいものに治るの。だからね、小さいうちからたくさん読んで、たくさん書くようにさせてあげてね。そして、それをうんと褒めてあげてね。

先生~、めっちゃ胸に沁みます。私もそういう教育が受けたかった(涙)

1歳で帰国して、完全日本語家庭で育っている次男・Tは、日本の漫画が大好きで、英語の本はあまり読みたがりません。それに対して、「学校でさんざん英語やってるし、もういいか」と、あまり熱心に英語の本を読ませていませんでした。

子供をインタナショナルスクールに通わせていると、「英語は学校で教わってる」「英語は学校で書いている」「英語は学校で読んでいる」と思い、自宅での英語学習を怠りがちですが、これからはちゃんと英語の本を一緒に読むようにしよう、と心に誓った出来事でした。

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