【おすすめ本】眠る投資 ー ハーバードが教える世界最高の睡眠法

眠る投資~ハーバードが教える世界最高の睡眠法~

著者:田中奏多 

ビジネスパーソンのためのパフォーマンス向上・メンタル強化を治療としておこなっている田中先生は「規則正しい生活」「栄養バランス」「適度な運動」といった当たり前の方法ではなく、忙しいなかでも取り入れることができる実用的な方法を指南してくれます。

こんなお悩みをお持ちのママ・パパにオススメ

  • 子供がなかなか寝てくれない
  • 子供の寝起きが悪く、何度も起こさないと起きてくれない
  • 子供が遅くまでゲームなどをして、常に寝不足の状態になってしまっている
  • 子供の集中力が続かず、勉強などもすぐに投げ出してしまう
  • 仕事や家事で忙しくて、常に睡眠不足の状態で疲れが取れない

というようなお悩みをお持ちのママ・パパには、何かしらのヒントが得られると思います。

この本のテーマは、ずばり「睡眠」です。

「睡眠リズムを整える事で、ストレスに負けない健康体をつくり、日中のパフォーマンスを最大化する事」について、1日の過ごし方から、食事の内容まで具体的かつ実践的な方法が論理的に書かれてあります。

睡眠の質を上げて、日中のパフォーマンスを最大化する事は、ビジネスマンに限らず、子供にもママにも日々の生活を充実させる上で試してみる価値のある事なのではないかな?と思います。

多くの日本人が気づいていない、睡眠の重要性

我が家の息子(11歳と7歳)は、2人ともインターナショナルスクールに通っています。そのため、教育について日本では得られないようなアドバイスや情報を得る事があります。

息子が通うインターナショナルスクールは、日本のように教科書があるわけでもなければ、宿題プリントもなく、テストの答案用紙を持ち帰ってくることもありません。

学力面での現在位置が把握できない事に対して不安が募り、先生に「子供の教育に対して、親ができる事についてアドバイスが欲しい」と相談したら、意外な答えが返って来ました。

「子供たちは学校でしっかりと学んでいる。親ができる事は睡眠をしっかり取らせて、子供のタイムマネジメントスキルを高める事をサポートしてあげてください」

Mayu

なんか…思ってたのと違う!

それが、アドバイスを受けたときの私の感想でした。結果、漠然とした不安が消える事はないまま日々は過ぎていきます…。

とは言え、根が楽観的なため「まぁ、どうにかなるやろ」と思っていたのですが、「睡眠をしっかり取らせる」というキーワードが頭の片隅に残りました。

そんなある日、アメリカの某有名大学に息子さんを進学させた先輩パパさんに、子供の教育について聞いてみたところ、「我が家では、しっかりと睡眠を取らせるために、子供たちにはベッドルームへのデジタルガジェットの持ち込みは禁止にしていたよ。塾に行って遅くまで勉強漬けにするよりも、しっかりと睡眠を取らせてあげる事が重要だよ」と言うアドバイスをもらいました。

Mayu

息子の通う校では、どうやら睡眠をしっかりとる事を重んじるんやな。でもほんまにそれでうまく行くかな…。

そう思っていた矢先に、ふらりと立ち寄った書店で眠る投資 ー ハーバードが教える世界最高の睡眠法という本が目に留まりました。

Mayu

これは絶対に育児にも当てはまる!

そう確信して、即買いしましたが、想像以上の良書でした!

著者である田中奏多さんは、医師であり調理師でもあるそうです。

米国・ハーバード大学TMSコースを修了したのち、2020年5月に東京・恵比寿に東京TMSクリニックを開院。

ビジネスパーソンのパフォーマンス向上・メンタル強化のためのTMS治療に加え、睡眠が依頼を含めた治療を行っているTMSのスペシャリストです。

「眠る投資」という考え方

睡眠は「節約」するものではなく「投資」をするものです。睡眠時間を節約しても日中の生産性は上がりません。人間は寝るために生きているのではなく、日中に活動するために生きています。

眠る投資 ー ハーバードが教える世界最高の睡眠法 より引用

つまり、日中により良い活動がしたければ、睡眠時間を減らすな、という事です。

しかも、単にたくさん睡眠をとるのではなく、より質の良い睡眠によってパフォーマンスをベストな状態で維持する事によって、心身ともに長期間にわたって健康に過ごす事ができるのだと著者は言います。

では具体的に、どのような事に言及しているのでしょうか?少しだけご紹介したいと思います。

朝にしたい睡眠の投資

毎朝、同じ時間帯に5分以上太陽の光にあたると、睡眠のリズムは安定するようになります。目が覚めたら、カーテンを開けて窓から1メートル以内で日向ぼっこしましょう。

眠る投資 ー ハーバードが教える世界最高の睡眠法 より引用

「そんな余裕はない!」という人は、ベランダで朝のルーティーン(朝食を取ったり、歯磨きをしたり)を実行するとか、光の強いデスクライトに顔を近づける(ただしライトは直接見ないように!)など、「光を浴びる」事を心がけると良いそうです。

我が家では、私が6時に起きて部屋の電気をつけてカーテンを開けます。子供たちは6時半ごろに起きてすぐ、その光を浴びるようにしています。これをやるようになって、子供たちは以前より30分以上早く起きるようになり、しかも寝起きは格段に良くなりました。

スヌーズは厳禁!

朝起きる時間よりも少し早めに目覚ましをセットしておき、スヌーズを何度か繰り返してようやく起きる…。そんな習慣がついている人は要注意です。スヌーズで浅い眠りを繰り返す事によって、脳が起床時刻を正しく認識できなくなり、睡眠が乱れる原因になるのだそうです。

夜にしたい睡眠の投資

就寝の4~2時間前は、最も眠りにつきにくい時間帯なんだそうです。眠気がない時に無理にベッドに入ってしまう事を繰り返すと、脳が「ベッドは眠る場所ではない」と認識してしまい、ベッドに入ると眠らないスイッチが入ってしまう状態が引き起こされる場合があるそうです。

寝つきの悪い人(お子さん)は、無理に寝ようとせずに、ベッドルームの照明を暗くして、読書灯を付けて本を読むなどして、眠たくなるまでリラックスして過ごすようにすると良いという事です。

良い睡眠を得るための入浴方法とは?

前項に絡み、夜の睡眠への投資方法の一つとして「入浴のテクニック」も紹介されています。

普段、お子さんは何時ごろに入浴していますか?

著者によると、入浴は就寝の2時間前がベストタイミングなんだそうです。

寝る2時間前にお風呂に入りましょう。お湯の温度は自分が気持ちいいと感じる温度が良いです。お湯が熱すぎると交感神経優位になり、身体が興奮して眠りにくくなるので、気持ちぬるめの温かいお湯での入浴をお勧めします。

眠る投資 ー ハーバードが教える世界最高の睡眠法 より引用

理由として、就寝時に身体の深部体温を下げる(=質の良い眠りを得る)ために入浴で一旦上がった体温が2時間後にちょうど下がり始めるからだと書いてあります。

9時に就寝して欲しいなら、7時頃の入浴がベストタイミングだという事になります。

お風呂に入る時のコツは浴室の電気を消す事です。お風呂の電気は意外と目の近くにあり、強い光は睡眠を司るメラトニンを低下させます。浴室の電気は消して、脱衣所の電気だけでうすぼんやりした中で入浴すれば、だんだんと身体は眠る準備に入って行きます。

眠る投資 ー ハーバードが教える世界最高の睡眠法 より引用

我が家では、これを取り入れてお風呂は電気を付けずに入っています。子供たちは「暗めのほうがリラックスするわ~」と、特に嫌がる風でもなく電気を消して入浴しています。

また、寝室の明かりも少し暗めにして眠る2時間前からは強い光を浴びないように生活環境を整えました。iPadやパソコンは8時で終わりにするようにして、ベッドルームにが持ち込ませないように徹底しています。

その結果、子供たちはベッドに入ってから実際に眠りにつくまでの時間が劇的に短くなりました。

究極の眠る投資は食事

「食事」の項目では、何をどのように摂る事が良質な眠りにとって良いのかという事がレシピとともに丁寧に説明されていました。医師であり料理人でもある著者らしいアプローチですが、私がこの本を購入したのも、このレシピを参考にしたいと思った事が実は一番大きい理由でした。

食事の詳しい内容や、レシピについては是非、実際に本を手に取ってご確認下さい。

まとめ

Mayu

教育ママになる事は簡単じゃないけど、子供の睡眠に投資する事なら、私でもすぐにできそうやな。

そう感じた私は、この本に書かれている大半の事を我が家での生活に取り入れました。

その結果、以下のような変化がありました。

実感できた変化

:寝起きが良くなり、夕方の習い事までエネルギーを切らすことがなくなった(以前は夕方に「眠たいから休みたい」と言って習い事に行きたがらない事があったけど、それがなくなった)

:寝つきが良くなり、以前ならベッドに入ってから眠りにつくまで2時間ぐらいかかっていたのが30分ほどで眠れるようになった

これらの改善により「タイムマネジメントスキル」が格段に上がった!

タイムマネジメントスキルは、自分自身で時間を決めて行動をコントルールする能力の事です。例えば、7時に入浴する事が必須なら、逆算して何時までに習い事の宿題を終えるとか、何時までならiPadをしても良いのかなどを自分で考えて決めて、実行するというスキルになります。

我が家では、絶対に動かさない予定(7時入浴・9時就寝)を決めた事によって、それ以外の活動については時間割を自分で決めて行動できるようになりました。また、ゲームなどは「朝ならやって良いよ」と言ったら、6時半ぐらいに起きて7時までは自由に遊ぶ時間として過ごすようになりました。

7時には完全に体が起きている状態で1日をスタートできるので、準備にぐずぐずしたりもせずに余裕を持って朝の時間を過ごし、気持ち良く学校に出かけて行くようになりました。

メンタル面での変化については、以前から大きな問題があった訳ではないので目に見えた改善については今のところ分かりません。

でも、これからも睡眠への投資は惜しまずに継続していきたいと思います。

書籍の概要

書籍の概要

眠る投資~ハーバードが教える世界最高の睡眠法~

★★★☆☆(3.5点/5点中)

著者:田中奏多
出版社:アチーブメント出版株式会社
ISBN:978-4-86643-081-2
初版日:2020年01月2日

紙の本の価格:1,485円
Kindle 価格:1,336円
※税込価格(2021.3.15現在)

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