ビジネス・自己啓発 子どもと読みたい本 本の紹介

【レビュー】「超」勉強力

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タイトル:「超」勉強力

著者:中野 信子, 山口 真由

【内容紹介】
頭のよさは後天的に伸ばせる!
試験、仕事、そして人生で確実に結果を出す。今の自分を超えていく!

脳科学×経験知から導き出した、学びを最大化するメソッド。
学び続ける人だけがたどり着ける世界。

こんなママ・パパにオススメ

  • 子供の能力をどうやって伸ばしてあげれば良いのかな?
  • 子供が自分から勉強してくれるようになるには、どうすれば良いのかな?
  • 子供が行き詰った時、どうやってそこから引き揚げてあげれは良いのかな?
  • 子供と一緒に、今から自分も勉強したい!

というようなお悩みをお持ちのママ・パパには、何かしらの気付きが得られると思います。

小学校6年生以上ぐらいのお子さん自身が読むのにも良いのではないかなと思います。

私は、子供の頃勉強が好きではありませんでした。特に、記憶力が絶望的に悪かったので何回やっても覚えられない事に嫌気がさして中学生ぐらいから勉強を放棄するようになってしまいました。

今でもその記憶力の悪さは相変わらずですが、大人になってから「自分に合った方法で勉強する事の楽しさ」や「勉強する事で、なりたい自分に一歩ずつ近づける感覚」に気が付いてからは、育児や仕事の合間に常に何かしらの勉強をしているような日々を送っています。

特に、子供が小学生になってからは「子供に、親の背中を見せなければ」という思いと、子供が巣立った後の人生に対する不安感が強まり、仕事に直結する資格取得や、長年取り組んでいる英語の勉強など自分なりにハードルを設定して、それを超えていく様子を意図的に子供に示すようにしています。

Mayu

それが効を奏しているかは…また別の話ですが…💦

「超」勉強力

ある日、いつものように書店のビジネス書コーナーで本を物色していた時、【「超」勉強力】という本が目に留まりました。

脳科学者の中野信子さんと、ニューヨーク州弁護士の山口真由さんの共著で、お二人の経験に基づいて「勉強を継続する力」について言及していくというエッセイのような雰囲気の指南書です。

手に取ってページをめくると、「人に使われる人生でいいのか?」という、中野さんからの問いかけのような見出しが目に入りました。この見出しを見ただけで「あぁ、これは息子に読ませたい」と思い、即購入しました。

高いレベルで勉強や努力を続けられる人の頭の中

かたや東大工学部出身の脳科学者、かたや東大法学部を首席で卒業して、ハーバードロースクールに留学してニューヨーク州の弁護士となった法学博士。

そんな肩書を持つお二人が、いったいどうやって高い次元で継続的に勉強する事ができたのだろう?という疑問に対する答えのひとつが、山口さんのパートに書かれてありました。

努力し続ければ、今の自分ではない「何者」かになれる。

「超」勉強力より引用

山口さんは、「今の自分」の立ち位置を常に俯瞰で見て、「今と違う自分」になれるのではないかという期待と、なりたいという希望、ならなければいけないという信念を持って日々を生きているから、ずっと高いレベルで努力を持続してこられたのではないでしょうか。

山口さんは、努力しつづける生き方の苦しさも理解したうえでこう続けます。

地味な努力を人知れずコツコツと積み重ねる。それによって、思ってもみなかった場所へ行きつくことができるのです。

「超」勉強力より引用
Mayu

私は、ちょっと難しくなると努力する事の意味を見出せなくてすぐに挫折するけど、努力する事の意味が自分の人生を冒険のようなワクワクするものにしてくれる事やとしたら、努力することから逃げるのは楽しい事を自分の手で追い払ってるのと同じようなもんやな。あかんな。

山口さんはハーバード大学留学時代に目にした風景から、努力や勉強に対するある確信を得たそうです。

どんなアプローチを取ったとしても、努力や勉強に「楽な近道」はないということ。

このことを、わたしはハーバード大学に留学しているときに確信しました。そこにいる生徒たちは世界中から集まった秀才ばかりです。しかし、そんな生徒たちでさえ、少しの暇があれば教科書をぼろぼろになるまで繰り返し、繰り返し読んでいたのです。芝生に寝転び、授業に備えて飽くことなく教科書を読みふける姿を目にして、「やっぱり勉強に近道はないのだ」と、私は思いを新たにしました。

大きな結果を出すのは、決して要領よくテストの点数を稼ぐような人ではありません。時間をかけて、努力し続けた人が、最終的に伸びていくのです。

そして、これは勉強だけでなく、成功を掴むための「王道」です。自分が本当にやりたい事をして生きていきたいと思うなら、努力型の人間を目指すべきだということです。

「超」勉強力より引用
Mayu

当たり前のように思える事やけど、それを実際にやってる人の言葉なだけに、めっちゃ身に染みる…。

エピソード記憶を活用した勉強術

中野さんと山口さんは同じ「東大卒の才女」というステレオタイプで括られがちですが、お二人の勉強へのアプローチは全く異なります。

とにかく「努力」の山口さんに対して、中野さんの勉強法、とりわけ「記憶方法」はとてもユニークで楽しそうです。

わたしの覚え方は、子どものころからみんなとは少しちがっていました。どのように覚えていたかというと、勉強する内容やテーマに対して、まるでその世界の中に”入りこむ”イメージで覚えていたのです。

歴史などは分かりやすいのですが、たとえば「本能寺の変」について覚えたいなら、まるで自分が明智光秀になったような気持ちで教科書を読むのです。その人物になりきり、その世界に入り込む―。すると不思議なことにその事項をよく覚えることができ、忘れることが少ないことに気が付いたのです。

「超」勉強力 P112-113 より引用
Mayu

ほんまにそんな方法で覚えられる!?

中野さんはさらに具体的に、「エピソード記憶」についての説明を書き綴ります。

「エピソード記憶」は、いわば自分で「疑似体験」するようなイメージです。

多くの人は、教科書の内容はすぐ忘れても、自分の身に起きた出来事はめったに忘れませんそれと同じようなインパクトを記憶に残すために、本や教科書を読むときはそこに書かれている人やものの気持になって、その世界に入り込みながら読んでみる。そうすることで、むしろ忘れるのがむずかしくなるくらい覚えられるというわけです。

「超」勉強力 P115 より引用
Mayu

息子にこの方法を教えて、様子を観察してみようっと!

才能の伸ばし方 - かわいい子には読書をさせよ!

書籍の後半は、中野さんと山口さんの対談形式になっていて、一層楽しく読むことができます。

ところで、教育に関する本を読んでいると良く出てくるキーワードがいくつかある事に気が付きます。そんなキーワードが【「超」勉強力】にも出てきます。

それを分かりやすくまとめてみました。

子どもの才能を伸ばすためのキーワード

  • 知的好奇心を自由に追求させてあげる
  • 本をたくさん読む
  • 国語力、読解力はすべてに通ずる極めて重要な能力である
  • 言語情報の処理能力(自分の考えを言語化してアウトプットする能力)を育む環境は親が作れる
  • 見守り型の親、導き方の親である事が子供の芽を伸ばす(反対はコントロール型の親)

これらを、私なりに解釈すると「できるだけ色々な分野の本を、たくさん読める環境を整えつつ、子どもと一緒にその本の内容について語り合える機会を持つこと」が、子どもの才能を伸ばすひとつの方法なのだと思いました。

そして、例えば将来子供に「お医者さんになって欲しいな」と思うのであれば、それを直接言うのではなく医師が活躍する本を本棚に加えるとか、子供が興味を持って読むことができそうな医学の図鑑や辞典を子供と一緒に読むとか、そんなアプローチで導きつつ、「お医者さんになるためには色んな知識が必要で、そのためには今勉強をしなければいけない」というストーリーをさりげなくインプットするのが良いのかなと思います。

まとめ

私は、私のブログをきっかけに、是非実際に手に取って読んでいただきたいという思いがあり、内容の細かい部分について深く言及することを意図的に避けています。そのため今回はご紹介しませんでしたが、中野さんと山口さんが高次元で続けてこられた勉強方法などが具体的かつ分かりやすく紹介されています。

また、「学びとは何か?」とか「学ぶことの本質的な意味とは?」と言った概念的な事が分かりやすく定義されています。(まさしく、二人の著者の「言語情報の処理能力」の高さを感じます)

私はこの本を、小学6年生になる息子に読むように勧めました。彼が読み終わったら、一緒に内容について語り合いたいなと思います。

書籍の概要

「超」勉強力

★★★★☆(3.9点/5点中)

著者:中野 信子, 山口 真由
出版社:プレジデント社
ISBN:978-4-8334-4024-0
出版日:2020年05月26日

紙の本の価格:1,100円(税込)

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